Newモデル WHPS67ML 平村尚也が語るコンセプト
2026年新製品 WILDSIDE HP WHPS67ML
6’7” 28g. MAX Lure. 3-7lb.(Fluoro)/#0.4-1.2 (PE)Line ¥37,000(税別) JAN : 4573126353764

スイミングジグ ― 琵琶湖で定番の釣り
スイミングジグは、琵琶湖のバスフィッシングにおいて長く進化してきた定番メソッドのひとつです。ラバージグ+シャッドテールワーム、あるいはジグヘッド+シャッドテールワームという組み合わせは琵琶湖において欠かせないリグと言えます。
これまでメインウェイトとなってきたのは、3/8oz=約10g、1/2oz=約14g、5/8oz=約18gといったウェイト。もちろん、これらは今後もスイミングジグの中心的なウェイトであり続けるでしょう。そして、このクラスのウェイトを扱う場合、基本となるのはベイトタックルです。
しかし、北湖を中心にスイミングジグを展開していく中で、ロックエリアやシャローエリア、ウィードトップを丁寧に引きたい場面では、より軽いウェイトが必要になります。
具体的には、1/8oz=約3.5g、3/16oz=約5g、1/4oz=約7g、2/7oz=約8gといったライトウェイトのスイミングジグです。
根掛かりを抑えたい。
よりスローに引きたい。
浅いレンジをナチュラルに通したい。
そうした状況では、8gアンダーのスイミングジグが大きな武器になります。
8gアンダーのウェイトなら、スピニングの出番。
1/8oz、3/16oz、1/4oz、2/7ozといったライトウェイトのスイミングジグに対応するスピニングロッドが欲しくなるわけです。
実は、日本市場において、この釣りに本格的に最適化された専用ロッドはほとんど存在していませんでした。
釣り方としては確かに存在する。
しかし、それに合ったロッドがない。
そのため、本来は有効なメソッドでありながら、実戦の中でパターンとして組み込みにくい状況が続いていました。
そこで今回、このライトウェイト・スイミングジグの釣りに最適化したロッドを開発。ようやく、このメソッドをより実戦的に、そしてガイドのメインパターンとしても自信を持って投入できる一本が完成しました。
それが、WILDSIDE HP WHPS67ML です。


どんなロッドが適しているのか
一般的なワーミング用スピニングロッドは、ボトムでワームを止めた状態での感度や、バスに違和感なく食わせることを優先して設計されています。そのため、ティップセクションは繊細でソフトに仕上げられているものが多くなります。
また、通常のスピニングタックルで扱うリグは、1/16oz前後のシンカーに4インチクラスのワームといった軽量なものが中心です。そのため、バットセクションにも過度なパワーは求められません。
しかし、ライトウェイトとはいえ、スイミングジグの場合は事情が異なります。
1/8oz、3/16oz、1/4oz、2/7ozといったヘッドに、3〜4インチクラスのシャッドテールワームをセットすると、トータルウェイトは決して軽すぎるものではありません。これをしっかり背負ってキャストし、狙ったレンジを安定して泳がせ、さらにロングディスタンスで確実にフッキングする必要があります。
そこでWHPS67MLでは、ロッド全体にウェイトを乗せやすい、ややパラボリックに曲がるブランク設計を採用。淀みのない自然なベンドカーブにより、キャスト時にはルアーの重さをロッド全体で受け止め、スムーズなロングキャストを可能にしています。
一方で、ティップは極端に軟らかくしていません。
ティップが軟らかすぎると、ウィードやロックにコンタクトした際にスタックしやすくなります。また、ロングディスタンスでのバイトに対しても、ティップが入りすぎるとフッキングパワーが伝わりにくくなります。
そのため、ティップには必要な張りを持たせています。
ただし、張りを強くしすぎると、今度はバイトを弾いてしまうリスクが出てきます。そこでブランク全体の弾性を抑え、パラボリック寄りのテーパーでバイトを受け止める設計にすることで、キャスト性能、操作性、スタック回避性能、フッキング性能を高次元でバランスをとったロッドに完成させました。
スピニングによるスイミングジグ専用設計
ライトウェイト・スイミングジグに最適化された設計のスピニングロッドなので、これまで代替ロッドでは難しかったキャスト、レンジコントロール、そしてフッキングがより容易になり、この釣りにおいて圧倒的なアドバンテージを生み出します。ロッドを変えることで「より快適に、より釣れやすくなる」のは事実なのです。
多用する季節は春と秋
スピニングによるライトウェイト・スイミングジグが特に活躍するのは、春と秋です。
春は1月から4月にかけての北湖。
秋は9月から12月にかけての北湖がメインシーズンとなります。
狙う水深は、おおよそ1mから5m前後。
ウィード、ロックエリア、ハードボトムなど、ヘビーウェイトのスイミングジグでは根掛かりが多発しやすいエリアや、より浅いレンジを丁寧に引きたい場面で真価を発揮します。
秋であれば、萩の浜、外ヶ浜、大浦湾、真野浜といった西岸のウィードエリア。さらに北湖東岸のウィードエリア。
早春であれば、長浜、長命寺周辺などのハードボトムエリア。
こうしたフィールドでは、ライトウェイトのスイミングジグをスピニングで扱うことで、ウィードの上をよりナチュラルに、そしてスタックを抑えながら通すことが可能になります。

新たな武器、WHPS67ML
新しい選択肢としてのスピニング・スイミングジグ
スイミングジグといえばベイトタックル。その常識は、これからも大きく変わることはないでしょう。
しかし、8gアンダーのライトウェイトスイミングジグを、スピニングタックルで高精度に扱うという選択肢は、琵琶湖の新しい実戦的アプローチになります。
浅いレンジを丁寧に引きたい。
根掛かりを抑えたい。
ウィードトップをスローに通したい。
プレッシャーの高いエリアで、よりナチュラルに見せたい。
そんな場面で、WHPS67MLは確かな武器になります。
これまで専用ロッドがなかったことで成立しにくかった、スピニングによるライトウェイト・スイミングジグの釣り。
その新しい選択肢を、ぜひフィールドで体感してみてください。
レジットデザインプロスタッフ 琵琶湖プロガイド 平村尚也