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トーナメント / 2015年07月30日
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夏の桧原湖攻略 JB桧原湖シリーズ第2戦

ラージかスモールか

7/19に開催されたJB桧原湖シリーズ第2戦。前日プラ~本戦を通じて意識したのはサマーパターンに入りつつあるスモールマウスの攻略だった。減水傾向ながらシャローのラージ1発が優勝への最短ルートであることは確実だが、自分の力としては無理な感じ。

雨や朝夕の冷え込みのせいか、水質がややターンオーバー気味であまり良くない。魚探の映像を見る限りではバスもワカサギも中層に浮く傾向にあり、ボトムを意識しすぎるとバイト激減。ウィードの中もサイズとしてはイマイチ。ドシャローの見えバスも居るには居るが、減水傾向なためどんどん少なくなっていった。

 

サスペンド気味のバスを効率よく釣るには

ウィードエッジや、深く水中に刺さっているレイダウンの沖に位置するブレイクライン上に、サスペンド気味に回遊してくるバスが今回の僕の狙った魚。ボートの引き波で適度に濁った方が食いが良くなる気がしたので、116艇がエントリーするこの試合はむしろ好都合。あとはいかにこの浮いているバスをキャッチするか、アプローチ次第である。

バンクをダウンヒルに釣りつつ、そこにサスペンドする魚を釣っていくのは意外と難しい。ボトムを切らずに引いてくるなら簡単だが、それでは最初のフォール以外にチャンスが無い。フットボールジグのダウンヒルが効率的だけども、ボリュームとスピードがハマらないと食ってこない。

 

一つの方法はシャッドのドラッギング。バンク沿いにエレキで流しながらシャッドをドラッギングしてブレイクライン上のバスを釣っていく。釣り方としては難しくないが、バスの浮いているレンジをしっかり把握してシャッドの潜航深度を合わせないといけない。

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前日プラではHMKLザッガーのアバロンカラーが炸裂。

 

 

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グッドサイズも連発。リミットメイクは簡単だと思ったんだけど。

もうひとつはライトキャロのスイミング。ボトムをズル引くキャロではなく、ダウンヒルにシンカーを落としていき、リーダー分だけワームが遅れて漂う感じ。操作としてはフットボールを扱うのと同じイメージで、シンカーがボトムに着いたら、すぐに軽く持ち上げ、ブレイクに沿ってスイムさせていく釣り。シンカーもやや重た目の3.5gを使用し、リーダーは70㎝程度。どこかの水深でバスに会えば食って来るので、バスのレンジを把握するのにも役に立つ釣り方だ。

前日プラではシャッドのドラッギングが好調で、軽く流すだけでキーパーサイズなら連発。最大で750gまでだが、状況を考えると700g×3匹でお立ち台は確実と読んでいたので、手応えとしては悪くない。

キャロのスイミングもサイズが選べない難点はあるもののコンスタントにバイトを得ることができたし、何よりもスレにくいライトリグなのに、釣りのテンポとしてはフットボール並に早いため、長いストレッチを効率よく探ることができる。移動しながら魚を探していくような展開になったとしてもかなり有効なメソッドになると確信できた。

これに早稲沢沖フラットでのシューティングを織り交ぜていけば、700g×3匹は達成できそうな手応えで前日プラを終えた。

 

苦悩と収穫の試合 

試合当日は馬の首周辺のストレッチへ。誰ともバッティングすることなく、シャッドのドラッギングもJBルール内でやり放題。早々に1匹目をキャッチするもジャストキーパーサイズ。しばらくしてライトキャロの釣りにシフトするも、ウィードアウトサイドでキャッチした以外はノンキーパーのみ。

引き波で濁りが入り始め、周辺に選手の出入りが増えてきた頃に数匹釣ってリミットメイク&入れ替え開始するものの、狙いのサイズとは程遠い。一度覗きに行った早稲沢沖は狙いのスポットにベイトフィッシュが全く入っておらず、退散。

終了間際までかなり小さい1匹が残ったまま、帰着のため早稲沢沖へ。残り5分出来る!ということでシューティング。周囲の選手が帰着に向かうのを横目に練習通りの魚探映像に対して、これまた練習通りのアプローチをすると、即食ってきた。

どうにか入れ替えサイズをキャッチして帰着。でもウェイトは伸びず1686g/3匹で27位という平凡な結果に終わってしまった。

優勝はやはりビッグなラージマウスを1本入れた選手がリミットメイクに失敗しながらも優勝。上位陣の中にはディープでナイスサイズを連発させた選手もおり、季節としては少し進行したのかな、という印象であった。

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結果は平凡な順位だったが、得たものは大きかった。今後のスモールマウス攻略の手駒が増えたと思う。

今試合の収穫としてはライトキャロのスイミングが有効であると理解できたことがあげられる。この釣り方は野尻湖でも通用しそうだし、リザーバーのラージマウスにも有効だろう。ロッドやライン、シンカーのバランスもある程度把握できたのは今後役に立つはずだ。

もう一つの収穫はシューティングのスキルアップだ。野尻湖のマスターズ戦は当然ながら、桧原湖でもフラットのシューティングは習得必須な釣り方だと思う。3匹リミットのローカルシリーズでは有効になりにくいが、5匹リミットの試合、特に夏以降はこのフラット攻略は不可欠だからだ。

もちろん、ただ釣れればいいというものではなく、周囲に船がいても、先に、早く、より多くのバイトを得ることが大切になる。船団になりやすい釣りなため、試合では釣り勝たなくてはメンタル面で崩壊しかねない。

今回は前日プラでも、また試合後の反省フィッシングでも、周囲の船を上回る釣果を得ることができた。ボトムでベイトに突っ込んでいるスモールの映像を捉えれば釣ることは難しくないが、中層まで広がったベイトフィッシュの周辺について泳いでいるニュートラル気味のバスをバイトさせるのは容易ではない。時にきっちり止めることも必要だが、しっかり動かし続けることもまた重要になる場合もあり、魚探映像とリグ投入のタイミング、そしてタックルバランスやワームの選択など、少なくとも当日の状況にはマッチしていたと思う。

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試合後の反省フィッシングは早稲沢沖フラットでシューティング。あっさり3匹キャッチでした。

 

 

細部にわたるセッティングが釣果への近道

桧原湖、野尻湖のスモールマウスを試合で釣っていくとなると、タックルの選択にはシビアにならざるを得ない。ロッド、リール、ラインはもちろん、フックやスイベル、シンカーの形状に至るまで研究が必要だ。そういう意味で今年JB桧原湖シリーズに復帰したことは自分の開発者としてのスキル、アングラーとしての経験値アップに役立っていることは間違いない。やはり真剣な釣りの中から得るものは多いのよね。

 

Tackle 1 シャッドドラッギング用

ロッド:レジットデザイン・ワイルドサイドプロトタイプ

リール:シマノ・ステラ2500S

ライン:サンライン・シューターFCスナイパー3lb.

ルアー:HMKL・ザッガー65

 

Tackle 2 3.5g ライトキャロ用

ロッド:レジットデザイン・ワイルドサイド WSS-ST65L

リール:シマノ・ステラ2500S

ライン:サンライン・シューターFCスナイパー3lb.

リーダー:サンライン・トルネードVハード0.8号

フック:リューギ・インフィニホビット

ワーム:ダイワ・ハイドロハンド2.5インチ、レイン・Gテールサターン2.5インチ

 

Tackle 3 ダウンショット用

ロッド:レジットデザイン・ワイルドサイド WSS-ST61UL

リール:シマノ・ステラ2500S

ライン:サンライン・シューターFCスナイパー1.5lb.

リーダー:サンライン・トルネードVハード0.6号

フック:GRAN・キジブドウ虫バリ

シンカー:ジャッカル・ダウンショットシンカー2.7g

ワーム:Gulp ! マイクロシェイキー

 

 

Posted by
鬼形 毅

15年余にわたり、バスロッドの開発に従事してきた経験を活かし、開発者としてはライバル関係にあった飯高博文とともにLEGIT DESIGNを設立。バスフィッシングは12歳の時に始め、以降はライフワークと呼べる存在。トーナメントは1998年に参加し始めで現在に至る。出るのも見るのも楽しい。