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トーナメント / 2017年07月27日
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フットボールジグにWSC63MH

JBマスターズシリーズ第3戦が霞ケ浦で開催されました。結果は20位とイマイチだったわけですが、この試合でウェインした魚の全てはフットボールジグで釣ったものでした。プラクティスから通じてそのフットボールジグと組み合わせて使用していたのがWSC63MH。その使用感をお伝えします。

フットボールジグ用ロッドと言ってもイロイロある

フットボールジグ自体がフックサイズや用途によって数タイプ存在するのでひとくくりにするのは難しいわけですが、今回はコンパクトで比較的ショートディスタンスで使用するタイプに絞って話をします。このタイプの代表的なジグと言えばなんと言ってもキャリラバですね。ショートシャンクのフックでコンパクトなフォルム。リアクションバイトを誘発するクイックな動きなど、日本のフットボールジグの釣りはキャリラバとともに完成したと言えるでしょう。

で、こういったタイプのジグを操作するためにはクイックに操るための操作性、ボトムを感知する感度などが要求されます。特に操作性についてはこの釣りの決定的要素と言っても良く、”ショートディスタンスで使う”と限定した場合にはロングロッド(6’6”以上かな)は不向きだと思います。

ジグをしっかりと思い通りに操作するためにはティップが入り過ぎるロッドはNG。ティップからベリーにかけてスムースに曲がっていく、それでいて張りの強いロッドであることが重要です。また、ジグをリフトさせる(持ち上げる)ためにはロッドティップの高さを確保する必要があります。ディープをバーチカル気味に誘う、あるいは急深なブレイクにタイトに落とすのであれば、接近戦での細かな操作性が重要なため、超ショートロッドが有効です。しかし、今回の試合のようにショートディスタンスと言ってもある程度キャストする(15m程度)場合は、6’0”以上はどうしても欲しいところ。短すぎるとキャスト直後のネガカリをかわす、外す作業が極端にやりにくくなります。

スーっと上げてスイミング、フッと抜いてトンッと落とす。

今回は岸際水深50cmくらいから3mまで落ちていくハードボトム絡みのブレイクラインを狙いました。

ジグを岸際に投げた後(即着底)、スーっと早めにロッドを縦さばきしてジグをリフトします。ブレイクラインが緩やかな時はロッドを耳の後ろまで持ち上げて、ブレイクラインが急な時は顔の前あたりまでロッドを持ち上げてジグをリフト、スイミングさせます。ジグがスイミングする最高点(最も高く持ち上がったところ)あたりで、ラインテンションをフッと抜いてやると、ジグがスイミング姿勢を崩して急角度でフォールしてボトムに着底します。バイトが出るのはこのテンションを抜いた瞬間(ジグの角度が変わる時)か、着底直後です。

ボトムを細かく小突く、所謂ボトムバンピングではなく、あくまでもボトムから浮いているバスを狙うのが目的。この釣り方だからこそ、50㎝~3mを素早く効率的に、なおかつバスのサイズも一回り大きい個体が狙える感じでした。

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JBマスターズ霞ケ浦戦初日の釣果。結局2日間でウェインしたすべてのバスをフットボールジグとWSC63MHの組み合わせでキャッチした。

3/8oz、1/2ozともに快適

厳密にいえばここで言うショートディスタンスで使うフットボールジグ用ロッドではジグのサイズによってロッドを使い分けるのがベストだと思います。

3/8ozと1/2ozのジグにはMとMHの2種類を使い分けると最高なセッティングになるでしょう。また、トレーラーのサイズによってもジグの引き重り感が違うので、ロッドを使い分けることで快適最適なセッティングになるわけです。

でも、ロッドの数が際限なく増えていくとボートのデッキ上が足の踏み場がなくなるし、リールの数にも限りがあります。ということで、JBマスターズ霞ケ浦戦では3/8~1/2ozのフットボールジグを1本でカバーできるロッドを選択しました。

WSC63MHがそのロッド。3/8、1/2oz共にフットボールヘッド(ケイテック)にシリコンスカートを手巻きして、トレーラーはダブルモーション2.8(エバーグリーン)をセット。他にもキャリラバTG(ティムコ)やTGブロー(エバーグリーン)など、ヘッド素材やフックサイズ、スイム姿勢の違う数種類を用意しましたが、その全てをこのロッド1本でストレスなく使用できました。

 

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WSC63MH。高い操作性を実現しつつ、ネガカリをかわしたり、ジグのリフト幅を確保できる6’3”レングスが絶妙な長さ。短すぎるとフットボールジグ専用になってしまうが、この長さならカバー撃ちにも使える。

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3/8oz フットボールジグヘッド(ケイテック)にスカートを手巻きしたもの。トレーラーはダブルモーション2.8(エバーグリーン)。きんちゃく護岸、捨て網、崩れ護岸などネガカリの激しい場所で3日間投げ続けたがロスト無し。ロッドの感度、操作性、長さなどの賜物です。

実はイロイロ使えます。

WSC63MHはリザーバー+レンタルボートといったロングロッドではちょっと取り回しが悪いな・・・というフィールドで気持ちよくカバーを撃っていくことが出来るロッドとして作りました。でもテキサスリグ専用でもなければ、撃つ釣り専用でもありません。フットボールジグはもちろんのこと、ハードベイトにも対応可能な素直でクセのないロッドアクションです。今回は霞ケ浦でのフットボールジグで活躍してくれましたが、スモールマウスバス狙いのディープフットボールジグ、亀山ダムでのカバー撃ち、琵琶湖北湖のジグフィッシングなど様々な場面で出番がありそうです。

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三瀬谷ダムで釣った56cm、3キロOVER。奥のカバー周りからテキサスリグと組み合わせてキャッチした。

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こちらは印旛沼の魚。バックシートからアシのチョイ奥に手返し良く正確に打ち込んでいくためにWSC63MHを選択した。

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鬼形 毅

15年余にわたり、バスロッドの開発に従事してきた経験を活かし、開発者としてはライバル関係にあった飯高博文とともにLEGIT DESIGNを設立。バスフィッシングは12歳の時に始め、以降はライフワークと呼べる存在。トーナメントは1998年に参加し始めで現在に至る。出るのも見るのも楽しい。