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西堂コラム / 2018年12月29日
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2018年を振り返る② WSS-G62Lで魚を絞り出すハードベイト戦略!

皆さんこんにちは!フィールドテスターの西堂です。前回に引き続き「2018年シーズンを振り返る」シリーズ第2回目。今回は予告通り10月7日に開催された「九州ブロックチャンピオンシップ」と「WSS-G62L」を中心に語らせていただこうと思います。

 

WSC510ULの活躍により九州各地のチャプター年間上位者が集まる「九州ブロックチャンピオンシップ」への参加権利を手に入れた福岡チャプター最終戦。その後は9月から途中にレジットロケを挟みつつ、プラを進めましたがいまいちビッグフィッシュの居場所を掴み切れていない状態でした。水温がバスの適水温に近づいたため、打っても巻いても数は釣れるがサイズは選び難い。どこにでも魚が居る「秋の難しさ」を感じ、各エリアの水質と魚探の映像でベイトの寄り具合を確認して終わったプラクティスでした。

 

スタート後は目星を付けていたエリアをランガンして回るも反応してくるのはノンキーばかり。かなり焦ってしまいましたが、ストラクチャーをタイトにワームで攻めるのはもう私的には手詰まり。ならば…と考え方を変え、ベイトがゴージャスに映っていたブレイクに行ってみることにしたのがお昼前。朝一から複数の選手が釣りをしていたエリアでしたが、エレキを下ろして魚探を見るとベイトに混じって映るバスらしき姿を複数確認。この魚を攻略するのに選択したルアーはクランクベイト。理由はワームフィッシングでは反応しないニュートラルな状態のバスを反応させることができるからです。ある程度巻きスピードを上げるためにこのパターンのクランキングでは動きの弱めのものを使用します。そしてハイスピードで中層を引き、魚を掛けるため必然的にロッドはピュアグラスシリーズ一択です!

 

際どい掛かりでもキャッチできるのがグラスの強み。張りのあるカーボンロッドでは掛からないこともしばしば。

際どい掛かりでもキャッチできるのがグラスの強み。張りのあるカーボンロッドでは掛からないこともしばしば。

この釣りでキモになるのは「いかにして魚にフックを掛けるか」という点です。ロッドの反発力の弱さが特徴のグラスならば、リアクションでクランクベイトにアタックしてきた魚にもルアーを吸い込ませ、フックを口に掛けることがオートマティックに可能です。反発力が強いカーボンロッドでは間違いなく魚がルアーを襲ったことにも気づかないまま次のキャストに移ることになります。

 

この試合ではWSC‐G68Mにて2.5Mダイバーのクランクベイト、WSS‐G62Lで発泡素材のタイニークランクをチョイス。1本目をブレイクに差し掛かるところでG68M、ブレイクと平行にG62Lで引いて2本目、ブレイクの沖をG68Mで3本目と短時間で600g~700gのナイスフィッシュを固め釣りできました。どの魚もフック1本や外掛といった掛かり方でしたがノーミスでランディングに成功。また、2本目、3本目の魚はボートのすぐ近くでバイト!ともすればミスが起きやすい状況のバイトでも、ピュアグラスの「掛けやすさ」と掛けた後、魚のファイトにどこまでも追従する「バラしにくさ」に助けられた試合でした。

 

そして九州ブロックチャンピオンシップの結果は5位入賞!ビッグは入りませんでしたが釣れたのが餌を食えている個体だったこともあり、無事に「西日本ブロックチャンピオンシップ」に駒を進めることができました。

 

粒ぞろいの3本で5位入賞。ワンエリアでグラスロッドをローテーションして絞り出した結果。

粒ぞろいの3本で5位入賞。ワンエリアでグラスロッドをローテーションして絞り出した結果。

思い返せば福岡チャプター第2戦で3位入賞時もこの2本のグラスで魚をキャッチ。季節を問わず結果の出せる組み合わせです。WSC-G68Mについては以前こちらのブログで書かせていただいたので割愛。今回紹介させていただくのは冒頭でも紹介したWSS-G62L。ピュアグラス自体が市場では稀有な存在ですが、さらにスピニングとなるともう絶滅危惧種状態。ベイトのWSC‐G62Lもあるのになぜスピニング?と思われる方も多いと思います。それには遠賀川の地理的な特徴から使用するリールがスピニングである必要性があるからです。その特徴とは、遠賀川が全国的にも珍しい、南から北に向かって流れる川であるというもの。冬の北風、春の南風が吹き抜ける爆風下でも軽量クランクを快適に使えるというメリットがこのロッドを選ぶ最大の理由です。

 

7gのクランクベイトであればベイトで向かい風でも使用できますし、5g程度のクランクも無風、もしくは追い風であれば現代の進化したリールであればキャストは十分可能です。ただし、5g弱で固定重心のバルサや発泡素材でできたハンドメイド系クランクを向かい風の中、ベイトで投げるのは至難の業。しかし、このようなルアーは総じてハイピッチな動きで遠賀川では必須な釣れ筋ルアー。ということでWSS-G62Lが遠賀川ではかなり使用頻度が高いロッドとなるのです。

また、九州ブロックチャンピオンシップで気付いたのはWSS‐G62Lで引くタイニークランクの新たな可能性。自分自身でクランクベイトを使用して魚をキャッチ、ジグヘッドのミドストやダウンショットといった釣りでも魚(ノンキーでしたが)を抜いてプレッシャーを掛け続けたエリア。その中からでも極めて軽いタイニークランクをフォローベイトとして使うことで魚を反応させる事が可能でした!広いエリアを手返し良く探るハードベイト…という良く聞くフレーズとはかけ離れた「魚を絞り出すハードベイト戦略」を可能にできるこのロッドの活用法。これが後日お話しする、西日本ブロックチャンピオンシップでのタイトル獲得に繋がります。

 

巻き物と相性の良いフィールドである遠賀川。ピュアグラスシリーズは必須のアイテム。

巻き物と相性の良いフィールドである遠賀川。ピュアグラスシリーズは必須のアイテム。

今回は九州ブロックチャンピオンシップを通じてスピニングのグラスがなぜ遠賀川で必要なのかを語らせていただきました。次回は3部作の最終回、西日本ブロックチャンピオンシップをいかに戦ったかをレポートしたいと思います。

Posted by
西堂 洋幸

1982年生まれ。2010年から福岡チャプター、翌年からJB九州に参戦を開始。遠賀川、北山ダムを中心にトーナメントに参戦している。オフショアのピンスポット攻略を中心に戦略を組み立てる事が多いが、状況に応じてシャローのランガンも得意とする。趣味は魚探掛け。

• 主な成績
2018 NBCチャプターチャンピオンシップ西日本大会/優勝
2015  JB九州第4戦遠賀川/優勝
2014 チャプター福岡年間成績  年間1位
2014 チャプター福岡第5戦遠賀川/優勝
2014 チャプター福岡第3戦遠賀川/優勝
2013 JB九州第2戦遠賀川/優勝
2012 チャプター大分第4戦松原ダム/優勝