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西堂コラム / 2018年12月27日
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2018年を振り返る① タフタイムの切り札はWSC510UL!

皆さんこんにちは!フィールドテスターの西堂です。暖かかった11月も過ぎ、いよいよ本格的な冬がやってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?私はこの時期の風物詩(?)のボート整備や魚探掛け等に勤しんでおります。

今回は年の瀬ということで2018年の公式戦を振り返りつつ、活躍してくれたワイルドサイドを3回にわたって紹介させていただこうと思います。私の今シーズンの公式戦の成績はというと、福岡チャプター第2戦、福岡チャプター最終戦、九州ブロックチャンピオンシップ、NBC西日本ブロックチャンピオンシップで表彰台獲得!と充実したシーズンとなりました。中でも11月末に遠賀川で行われた「NBC西日本ブロックチャンピオンシップ」では僅差で悲願のビッグタイトルを獲得することができました!

 

そこで「2018年を振り返るシリーズ」第1回目は8月末に開催された福岡チャプター最終戦にてキッカーをキャッチした「WSC510UL」のご紹介です。

この試合を振り返るとキーとなったのは西日本各地で甚大な災害をもたらした豪雨です。遠賀川でもかなりの雨量で大増水。岸に生える木をなぎ倒し、地形が大きく変わる事となりました。よって例年のパターンや場所が機能せず、苦しい展開だった試合。

通常であれば魚が濃いはずのロックハンプはバスをストックする量が激減。夏の風物詩のイブニングでもあまり釣れなくなっていました。そしてシェードを供給してくれる水中に引っかかっていた流木は大半が流され、付き場を無くした魚が増えた印象。数少ないストラクチャーやカバーには選手が入れ替わり立ち代わり入ってハイプレッシャー。プラでの感触はこのようなものでした。

 

そして迎えた最終戦、どうにか400g弱の魚を2本キープできたものの、残り時間も少なく、帰着が頭をよぎる時間帯。帰着10分前に会場付近のチャンネルラインにある「えぐれ」を狙ってみたところ、数投で起死回生のキッカーがバイト!この魚はリグを着底させ、しばらくシンカーをえぐれ部分に引っ掛けて誘うことで口を使わせることができました。しかしその直後、ランディングネットを意識した一瞬の隙をついてえぐれに潜られることに…やってはいけないタイミングで起こしたヒューマンエラーでしたが、キッカーなのは確実なこの魚。獲れれば上位、逃がせば年間ランキングも急降下…神にもすがる思いで時間をかけてやり取りし、えぐれから引きずり出すことに成功!このキッカーが入ったことにより5位入賞と九州ブロックチャンピオンシップへの出場権獲得が決まりました。

 

この試合でキャッチした1kgのキッカー!この魚が後の権利試合への布石となった。

この試合でキャッチした1kgのキッカー!この魚が後の権利試合への布石となった。

実はこの試合以外でもスポットに到着後、1~2投で魚の反応を引き出せることが多いこの510UL。短時間で結果を出すことができるのはこのロッドの特性が大きく関係しているのは言うまでもありません。

まず特徴なのがレングスです。6フィート後半のロッドが主流の現在、5フィート10インチのレングスは極めて短い部類に入ります。持てばその短さに驚く方も多いでしょう。この短さからくるメリットは高い操作感、そしてキャスト精度の大幅な向上。狙いの小規模なスポットに正確なキャストでリグを送り届け、細かな動きで誘いつつ、リグはストラクチャーから離れない…このような釣りをロングロッドでしようとすると限りなく集中力が必要ですが、ロッドが短くなるだけで簡単にこなすことが可能です。

 

次にロッドのパワーですがベリーからティップに関しては繊細そのもの。2g前後のダウンショットや0.45g~0.9gのネイルシンカーを挿入した3~4インチクラスのネコリグが快適に使用できます。バットはスピニングモデルよりは張りがあり、7~9lbラインを使い切るパワーを持ち合わせています。以前ではスピニングの領域であったライトリグをベイトで使うことができる「繊細さ」と「パワー」を併せ持つことは特筆すべきこのロッドの特徴です。

 

この「高い操作性」「繊細さ」「パワー」が遠賀川で自分が行う「近距離でのアプローチ」と相性が抜群!まず短さからくるデメリット(ロングキャスト性能、フッキングストロークの短さ)をまるで感じません。なぜならショートキャスト、時にはバーチカルにアプローチすることでロングキャストの必要は皆無、フッキングのストロークは魚との距離が近いのでショートロッドでも必要十分。そして前述のメリットを最大限に享受できます。

 

また、過度にプレッシャーが掛かっている魚に口を使わせるには兎にも角にもアプローチが命。「水中の岩のシェード部分のみを釣る」や「沈む流木の枝に引っ掛けてシェイク、軽く外して一番シェードの濃い部分で待つ」といったことをライトリグででき、掛けてからはバットパワーと使用するラインの太さを活用してランディングできるのはこのロッドでのみ可能と言っても言い過ぎではありません。まさに「局地戦での守りの要」!!使用してみると持っていないことがハンデに感じられるほどです。

 

タフタイムの食わせは高精度にアプローチできるタックル無くして成立しないもの。頼れるタックルのお陰で獲得した5位入賞!

タフタイムの食わせは高精度にアプローチできるタックル無くして成立しないもの。頼れるタックルのお陰で獲得した5位入賞!

ということで今回はWSC510ULという「局地戦での守りの要」について語らせていただきました。この「守りの要」がNBC西日本ブロックチャンピオンシップでの優勝に大きく関わってくるのですがその辺りはまた後日。3部作の2回目となる次回はWSS-G62Lと九州ブロックチャンピオンシップについて語らせていただこうと思います。

Posted by
西堂 洋幸

1982年生まれ。2010年から福岡チャプター、翌年からJB九州に参戦を開始。遠賀川、北山ダムを中心にトーナメントに参戦している。オフショアのピンスポット攻略を中心に戦略を組み立てる事が多いが、状況に応じてシャローのランガンも得意とする。趣味は魚探掛け。

• 主な成績
2018 NBCチャプターチャンピオンシップ西日本大会/優勝
2015  JB九州第4戦遠賀川/優勝
2014 チャプター福岡年間成績  年間1位
2014 チャプター福岡第5戦遠賀川/優勝
2014 チャプター福岡第3戦遠賀川/優勝
2013 JB九州第2戦遠賀川/優勝
2012 チャプター大分第4戦松原ダム/優勝